第290話トイレに閉じ込められた

セレーナは肩をすくめた。「仕事だけで十分へとへとなの。ああいう人たちにまでエネルギーを無駄遣いする余裕なんてないわ」

「ごもっとも」

ティナは笑ってうなずいたが、視線は何度もセレーナの持ち帰り用の容器へと吸い寄せられていた。

セレーナはそれに気づき、容器をテーブルの中央へ押しやった。「けっこうあるの。ひとりじゃ食べきれない。いっしょに食べる?」

ティナが以前自分をどう思っていようと、彼女はもう二度も助けてくれたのだ。

ティナは一、二度は遠慮がちに断ったものの、結局セレーナと一緒に箸をつけた。

その夜、セレーナが帰宅したときには、心底くたびれていた。前の晩もよく眠れなかったし、今日は...

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